私は、子育て支援事業を長く勤めている中で、妊娠期から母支援をすることがもっとも大事で、出産後の育児の支援、必要であれば、その後の継続的支援が大切だと感じています。
望まない妊娠、出産後のうつ、若年での妊娠、生活困窮の中の妊娠が多くなり、それが虐待に繋がっている現状があります。
虐待をしたくてしているママはいません。
相談したい、でも何処に、どう話していいかわからない。
責められるかもしれない。と不安でSOSを出せないママがいます。
私たちはママを責めません。その気持ちが十分わかるから・・。
苦しい、つらいときは、つらい、苦しいって言っていいんです。
マザーズ・コンフォ―トでは、妊娠期から産後の食事の支援や、訪問を行い生活の支援、話を聞くなどのメンタルケア、ママたちの居場所(宿泊可)、病院同行なども行っています。
生活困窮世帯には食材の提供も行っています。そして、一時的な緊急対応も受けています。
また、同時に10代の女の子たちの支援も行っています。
家庭環境が複雑な女の子たちがいます。
その女の子たちがSOS出すことができ、安心して過ごせる居場所(宿泊)を提供しています。
家族と喧嘩をしてしまい、家にいられなくなってしまった。家に居場所がない。家にいたくない。と居場所に来る女の子たちがいます。
安心、安全を確保し、ご飯を食べたり、ゆっくり過ごしてもらっています。
その間に十分に話を聞き、必要であれば機関に繋いだり、家族調整を行ったりしています。
SNSなどで、危ない場へ行ってしまう子が増えている中、安全に保護できる場の提供が必要だと思っています。
マザーズ・コンフォ―トでは彼女たちの居場所の提供、連携している子ども食堂からの食事の提供を行っています。このようなママたち、女の子たちの支援を継続していくために、ご支援をどうぞお願いいたします。
一般社団法人 代表 大谷明子